GLOCK ハンドガンの定番 Umarex ガスブロ
Umarex GLOCK は、GLOCK社の公式ライセンスを受けたガスブロです。この記事では、Gen.5とGen.4の2モデルを中心に、仕組みと特徴を解説します。また、実銃の世代差も整理します。
要点まとめ:Umarex GLOCK ガスブロ
- ライセンス:GLOCK社の公式ライセンスで、刻印やシリアルナンバーも再現
- 動作:GLOCK 19 Gen.4から、大口径・異形D型ピストンを採用(GLOCK42を除く)
- HOP調整:3mmのHEXレンチで行う「QRS-HOPアジャスト機構」
- GLOCK 17 Gen.5:フィンガーグルーヴを廃し、アンビスライドストップを再現
- GLOCK 19 Gen.4:コンパクトなミディアムフレームで、スライドに「Gen.4」刻印
- パワーソース:HFC134aとHFO1234zeに対応
GLOCK 17 Gen.5 と GLOCK 19 Gen.4 の違い
| 項目 | GLOCK 17 Gen.5 | GLOCK 19 Gen.4 |
|---|---|---|
| 実銃の世代 | 第5世代 | 第4世代(法執行機関向けのみで、民間向けは未販売) |
| フィンガーグルーヴ | 廃止 | あり |
| マガジンキャッチ | アンビ対応 | 大型化されアンビ対応。右側へ移設も可能 |
| ダミーエキストラクター | 別体パーツ | 別体パーツ |
| スライドの刻印 | ― | 「Gen.4」刻印を再現 |
| シリアルナンバー | 1丁ずつ固有 | 1丁ずつ固有 |
Umarex GLOCK ガスブロの歴史と背景
昨今、サバゲーフィールドにおいて、かなりのプレイヤーがサイドアームとして GLOCK を使用されているかと思います。
GLOCK の実銃が登場したのは1983年、オーストリア軍が採用したのが始まりです。世界初のプラスチックパーツを多用したハンドガンとして話題となり、信頼性や安全性の面において多くの噂や評判がある中、そんな心配をよそに世界中の警察や法執行機関、そして軍が採用することとなります。
GLOCKは、プラスチックのフレームを多用した設計で知られます。そのため、軽量で扱いやすいと言われます。また、世代ごとに改良が重ねられてきました。
初めてエアソフトガンとして登場した MGC GLOCK 17 はブローバックというリアルなギミックを搭載し話題となりました。その後 GLOCK は数多くのメーカーからモデルアップされました。またカスタムパーツも豊富で、それらを組み合わせたカスタム GLOCK は常に注目の的となっています。
ブローバックは、発射時にスライドが後退して戻る動きのことです。そのため、実銃に近い射撃感が得られます。ガスブロは、その動きをガス圧で再現しています。
公式ライセンスのUmarex GLOCK
その中で、Umarex は GLOCK 社の公式ライセンスを受け、刻印は勿論のこと動作性能も非常に高いガスブローバックハンドガンです。今回、再生産が行われ久々の入荷となりましたので Umarex GLOCK シリーズについて解説したいと思います。
公式ライセンスのため、刻印の再現度が高い点が強みです。また、海外の販売店では、製造はVFCと紹介されています。なお、仕様の細部は販売店ごとに表記が異なります。
Umarex GLOCK のリアリスティックとエアガンとしての基本性能
Umarexの GLOCK を手にして驚くのがアウターバレルとスライドのタイトな嵌合性です。エジェクションポートのチャンバーを押すだけでスライドとのロックが外れ、スライドがわずかに後退するなどショートリコイルを再現しています。また、インナーバレルを保持するチャンバーとフレームのガタつきも少なく集弾性も良好です。
GLOCKは、ショートリコイル方式の拳銃です。そのため、バレルとスライドが一緒に少し後退してから、ロックが外れます。エアソフトでも、その動きを再現しています。
ブローバックエンジンとピストン
Umarex GLOCK シリーズ(GLOCK42を除く)には、GLOCK 19 Gen.4モデルから採用された大口径・異形D型ピストンを搭載し、短いストロークながらも勢いのあるブローバックを楽しむことができます。ノズルリターンスプリングはピストンの形状を工夫することで、スプリングと他の箇所の干渉を防ぐなど、細かな工夫が見られます。
ピストンが大口径になると、スライドを動かす力が増します。また、異形のD型にすることで、ノズルリターンスプリングとの干渉を避けられます。
HOP調整のしくみ
HOPチャンバーは、リコイルガイドの前方から3mmのHEXレンチで調整を行う「QRS-HOPアジャスト機構」を搭載。HOP調整はクリック感があり、HOPゼロの状態からクリック数を数えることで適切なHOP状態を維持することができます。
クリック数を数えて調整すると、再現性が上がります。例えば、HOPゼロから決めた回数だけ回し、初速と弾道を確認します。なお、調整の前に、マガジンを抜いて安全を確かめてください。
分解とメンテナンス
リコイルガイドはインナーチャンバーに保持されており、インナーバレルやパッキンの交換の際には、リコイルガイドとチャンバーの溝を合わせることでリコイルスプリングとバレルを分離することができます。
分解の際は、リコイルスプリングが飛び出さないよう注意してください。そのため、手順を確認しながら進めましょう。また、パッキンの交換時も、溝の位置合わせが重要です。

ダブルカラムの利点を活かした大容量のダイキャスト製マガジンは射撃時の冷えにも強く、安定した動作を提供します。ガスの注入はマガジン横に位置し、実銃同様ボトムプレートにGLOCK刻印が入るなどリアリティーを追求しています。
ダイキャストは、熱を伝えやすい金属素材です。そのため、冷えの影響を受けにくいと言われます。ただし、寒い時期は、マガジンを温めておくと安心です。
Umarex GLOCK 17 Gen.5 ガスブロ
Umarex GLOCK 17 Gen.5 ガスブロは、初代GLOCK 17から数えて5世代目となるGen.5をモデルアップしています。Gen.4モデルから滑り止め防止にドット状のテクスチャーを採用しました。そして、これまでGLOCKで続いてきたフィンガーグルーヴ(指掛け)を廃することで、近年ハンドガンのグリッピングとして定着するハイグリップ(スライドに近い位置で握り込む手法)や、グリップカバー・バックストラップの取り付けを容易にするなど、まさに最新のGLOCKです。
実銃のGen.5は、2017年に登場しました。また、フィンガーグルーヴの廃止に加えて、フレア形状のマグウェルも特徴です。そのため、マガジンの挿入がしやすくなりました。
アンビスライドストップとマガジンキャッチ
Gen.5から全てのモデルでアンビスライドストップとなったことで、Gen.4までのGLOCKで見られたスライドストップピンが撤廃された箇所までリアルに再現しています。マガジンキャッチもアンビ対応となっています。
アンビスライドストップは、左右どちらの手でも操作できる部品です。そのため、左利きの方にも扱いやすい設計です。

Gen.5の特徴であるアンビスライドストップも再現。ダミーエキストラクターも別体パーツとなっており、スライドとの違いを感じさせます。

スライド後部のプレートはブリーチユニットとは別体で実銃同様にプラスチック素材を採用。チャンバーへのローディングを確認し、スライドエンドを「コンッ!」と叩くアクションも楽しめます。

フレームレール部の下には1丁づつ固有のシリアルナンバーが刻まれ、正式ライセンスならではのこだわりを感じさせます。
シリアルナンバーは、1丁ずつ異なります。そのため、同じモデルでも番号で区別できます。また、コレクションとしての楽しみも広がります。
製品仕様
全長:204mm
重量:637g
発射方式:セミオート
安全装置:トリガーセイフティー
パワーソース:HFC134a、HFO1234ze
装弾数:22(+1)発
ガスブロは、使うガスで動作の印象が変わります。そのため、ガスの種類と気温に合わせて、初速を確認してください。また、国内の規定値を超えないよう、調整も必要です。
仕様欄の数値は、記事掲載時点のORGA表記です。そのため、最新の数値は商品ページでご確認ください。なお、販売店ごとに表記が異なる項目もあります。
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Umarex GLOCK 19 Gen.4 ガスブロ
Umarex GLOCK 19 Gen.4 ガスブロは、Law Enforcement(法執行機関)のみとなり、民間向けとしては販売されていないGLOCK 19 Gen.4モデルを再現しています。GLOCKの特徴であるフィンガーグルーヴに短めのミディアムフレームが特徴です。IWB=Inside Waist Belt(ベルトの内側にホルスターを入れる構造)タイプのホルスターが各社から販売されており、15発という十分な装弾数を持っておりコンシールドキャリーとして最適なモデルです。
GLOCK 19は、コンパクトなミディアムフレームです。そのため、IWBホルスターを使うコンシールドキャリー向きと言われます。ただし、ホルスターの適合は、事前に確認しましょう。
Gen.4刻印とエキストラクター
Gen.4から追加されたスライド部の「Gen.4」刻印も再現しています。マットで質感の良い塗装となっています。
実銃のGen.4は、Gen.5の前の世代にあたります。また、グリップ前面には、指掛けの溝が残っています。そのため、フィンガーグルーヴの有無が、見分けるポイントです。

GLOCK 17 Gen.5同様にエキストラクターパーツも別体となっています。

アンビ対応のマガジンキャッチ
Gen.4モデルから大型化されアンビ対応となったマガジンキャッチ。内部のテンションバーを外すことでマガジンキャッチを右側に移設することも可能です。シリアルナンバーも固有のものになりますので、所有される方だけの1本になります。
マガジンキャッチの移設は、内部のテンションバーを外して行います。ただし、小さな部品なので、紛失に注意してください。
製品仕様
全長:173mm
重量:604g
発射方式:セミオート
安全装置:トリガーセイフティー
パワーソース:HFC134a、HFO1234ze
装弾数:19(+1)発
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その他、UMAREX GLOCK 製品・スペアマガジンはこちらから!
ガスブロに関するよくある質問(Q&A)
Q. Umarex GLOCK ガスブロは公式ライセンス品ですか?
はい、GLOCK社の公式ライセンスを受けています。そのため、刻印やシリアルナンバーも再現されています。
Q. GLOCK 17 Gen.5とGLOCK 19 Gen.4の違いは何ですか?
Gen.5は、フィンガーグルーヴが廃止されています。一方、Gen.4には残っており、スライドに「Gen.4」刻印があります。
Q. ブローバックエンジンの特徴は何ですか?
GLOCK 19 Gen.4から、大口径・異形D型ピストンを採用しています。そのため、短いストロークでも勢いのある動作です。なお、GLOCK42は除きます。
Q. HOP調整はどのように行いますか?
リコイルガイドの前方から、3mmのHEXレンチで調整します。また、クリック感があるため、回数を数えて再現できます。
Q. 使えるパワーソースは何ですか?
HFC134aとHFO1234zeです。仕様欄に、対応するガスが記載されています。
Q. GLOCK 19 Gen.4は、実銃が民間向けに売られていますか?
いいえ、実銃のGen.4モデルは、法執行機関向けのみとされています。民間向けとしては販売されていません。
Q. マガジンの特徴は何ですか?
ダブルカラムのダイキャスト製で、大容量です。また、射撃時の冷えにも強いとされています。ガスの注入口は、マガジンの横にあります。
Q. バレルやパッキンを交換するときはどうしますか?
リコイルガイドとチャンバーの溝を合わせます。すると、リコイルスプリングとバレルを分離できます。
Q. スペアマガジンは買えますか?
各種マガジンは、再生産のタイミングで入荷しています。ただし、この記事は2023年2月時点です。そのため、最新の在庫は商品ページでご確認ください。










